土鍋でご飯を美味しく炊く!氷3個と時間管理がコツです

生活あれこれ

こんにちは!

1964年生まれのたこちです^^

60年を超える人生で培った知識と経験・知恵を駆使して、今後を乗り越え「快適ライフ」を目指しています。

 

私には息子が二人います。

二人とも既に独立していますが、彼らが育ち盛り・食べ盛りの頃は毎朝1升炊きの炊飯器でお米を炊いても足りないくらいでした。

長男が進学のために家を出ると、毎朝の炊飯は5合になり

次男が就職して家を出たら、私一人分の炊飯は2合でも余るくらいになってしまいました。

大きな炊飯器でたった2合を炊いても、鍋底に薄っぺらーく炊けるだけで美味しくありません(T_T)

少し多めに炊いて冷凍保存を試しましたが、なんだかつまんない…。

やっぱり私は毎朝炊飯器のフタを開けてアツアツの湯気とお米の甘い香りを嗅いで、幸せを感じたいんだよな〜って思ったんです。

お一人様用の炊飯器を購入することも検討しましたが、私ひとりのためだけに数万円もする炊飯器を買うのは勿体ない気がしたので、ためしに戸棚の奥にしまってあった鍋焼きうどん用の土鍋を引っ張り出してお米を炊いてみました。

初めて炊いた時は要領が掴めず思った以上にコゲてしまいましたが、炊きたてのご飯はとってもツヤツヤしていてお米がピン!と立っていました。

それにお米がふんわりして甘い!

「これ!これよ、これだわー!」

「私の、毎朝の幸せはここにあるー♪」

と幸せの確信を得たので、その日からほぼ毎朝、私にちょうどいい1.5合のお米を土鍋で炊き続けております。

現在、土鍋はDAISOで買った550円のものを使っています。

本当は炊飯専用の高価な土鍋が欲しい気もちょっぴりあるのですが、しょっちゅう鍋を落としたりぶつけたりするので、高価な土鍋を買う勇気が出ないのですw

まあ、550円の土鍋でもコツさえ掴めば毎回ツヤツヤホカホカの美味しいご飯を炊くことができますし、おこげの塩梅も自由自在なので、わりと満足しています。

前置きが長くなりましたが、今回は約10年間ほぼ毎朝土鍋で米を炊き続けている私なりの

安い土鍋で少量のお米を美味しく炊くコツ

を紹介しましょう^^

お米はザルに入れて流水で洗う

お米は前の晩に洗っておきます。

以前はボールにお米を入れ、たっぷりの水でて2〜3回洗うスタイルでしたが、ザルで流水で洗うとお米がピカピカに炊けるので、今はもっぱらザルスタイルです。

精米したお米は乾燥しているので、最初に浸ける水を一気に吸収します。

なので肌ぬかが浮いて白く濁った水を吸収しないように、ザルの中で流水でクルクル米を洗うときれいな炊きあがりになるんです。

(米は、研ぐのではなく、指の腹でクルクル回し洗いをする程度です)

ゆっくり水を吸わせる

お米をうるかす時間は30分から2時間が適しているようですが、私は前の晩に米を洗うので6時間くらいうるかしていることになります。

火を付ける寸前に氷を3個投入

以前、地元のテレビ局で釜飯屋さんの特集をしていた際、釜飯屋のご主人が

「火を入れる寸前に氷を2〜3個入れると甘みが増してふっくら炊きあがります」

と仰っっていたのを真似して入れています。

氷を入れたのと入れないのでは炊きあがりの甘さと粘りに大きな違いを感じるので、ぜひお勧めです!

1個、2個…と5個まで試してみましたが、1.5合の炊飯には2センチ角の氷3個が一番美味しく炊けるようです。

(氷を入れる分、水を減らします)

弱めの中火で沸騰を待つ

火は弱めの中火です。

土鍋の底に火が当たるか当たらないか…くらいのギリギリを攻めます。

炎の先端の一番高温な部分が土鍋の底に触れるようにすると、土鍋の中の温度が一気に上がりお米が鍋の中でクルクル踊るように回転し艶のあるお米が炊きあがります。

「一気に温度を上げたいなら強火で炊いたらイイんじゃないの?」

と思って、試しに一度だけ強火で炊いてみたのですが…残念ながら、ただコゲただけで全く美味しくありませんでした(-_-;)

火加減、めっちゃ重要ですよ〜。

沸騰したらとろ火にして7分加熱

土鍋の穴から水蒸気が上がり始めますが、もうちょっとだけ待って!

鍋の蓋の周りからブクブクと一気に泡が出てきます.。o○.。o○

ここで鍋の蓋を開けたりずらしたりしてはいけません!

たとえ土鍋から泡が溢れても蓋には触れず、火加減をとろ火にしましょう。

とろ火のままでブクブクフツフツと小さな沸騰がが5分くらい続いたあと、鍋からプチップチッという細かい音が聞こえてきます。

この音がお米からの

「そろそろ火から下ろすタイミング」の秒読み合図ですw

コンロから下ろして7分蒸らす

きっちり7分で火を消します。

コンロ自体が熱いので「おこげ」を作りたい時はそのままコンロに乗せて7分間蒸らすのですが、「おこげ」を作りたくない場合は鍋をコンロから下ろして蒸らします。

私は五目ごはんを炊く時は「おこげ」を作りますが、普段食べる白米は全て白いまま食べたいので直ぐにコンロから下ろし、鍋敷きに置きます。

炊飯器と違って、お好みのタイミングでお好みの量「おこげ」が作れるなんて…「550円土鍋炊飯」はマジでブラボー!(^o^)です🎉🎉🎉

蓋を開け「幸せの香り」を嗅いでからお米をほぐし再度蓋をする

「蒸らし」の7分が経ったら一旦お米をほぐします。

この時の、土鍋の蓋を開けた瞬間の喜び&幸せ…(*´∀`*)

あ〜もう!「生きて朝を迎えられて良かった〜」

と、この上ない幸福感を味わいながら炊きあがったお米をしゃもじでほぐします。

この時のほぐしは、余分な水分を飛ばすという大事な使命があるので、鍋底からぐるっとお米をひっくり返し、しゃもじのサイドエリアでサクサクと切るようにほぐしましょう。

決して、お米を練ったり潰してはいけません。

サクサクほぐしたら、再度蓋を閉じます

再び、蓋を閉じるの超大事!

ほぐして余分な水分を飛ばしたお米に、もう1回蓋して旨味をギュッと閉じ込めるのです💦

茶碗によそる寸前に蓋を開ける

ここまで来たら、あとは美味しくいただくだけです。

おかずや味噌汁を用意して

「いただきます!」

の寸前に、ご飯を茶碗によそりましょう^^

炊きたてツヤツヤ、旨味たっぷりの朝ご飯を食べて、今日も一日を乗り切りましょう!

なんでもないおかずでも、ご飯が美味しく炊けるだけでごちそうご飯になるんです。

安い土鍋でも少しのご飯を美味しく炊ける

息子二人の健康を願いながら育てる過程で、自然とお米中心の生活になりました。

息子たちはすっかり大人になり独立してしまいましたが、

いつの間にか、私の1日の始まりは「炊きたてご飯の香りを毎朝嗅ぐ」ことになっていました。

美味しくご飯が炊けるととっても幸せな気持ちになり

その幸せをできるだけコスパ良く、さらなる美味しさを極めようと私なりに

「安い土鍋で少ないお米を美味しく炊く」

ことにこだわりました。

・流水でお米を洗う
・ゆっくりうるかす
・火を入れる寸前に氷を投入
・時間管理をキッチリする
・蒸し上がるまで蓋にさわらない
・ほぐした後にもう一度蓋をして旨味を閉じ込める

どれひとつとして工程を欠くことはできません💦

たしかに炊飯器なら、スイッチを入れるだけで一連の過程を自動でお任せできるので、忙しい朝にはとっても便利だし安心です。

でも私は、火加減と時間管理の緊張感の末に得られる土鍋のフタを開けた瞬間の幸福感がたまらなく好き!

いつも以上に美味しく炊けた日なんかは達成感すら感じられます
(*´∀`*)

きっと私はこれからも、安〜い土鍋でたった1.5合のお米を毎日炊き続けることでしょうw

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