こんにちは!たこちです(^o^)
最近「ベルサイユのばら」のアニメがhulu で動画配信されているのを知り、全40話を一気に視聴しました。
只今、60代の私が10代だった頃に、夢中になって観たアニメです。
あの頃は、ただ「美しい歴史物語」として、憧れを抱きながら夢中になっていた「ベルサイユのばら」でした。
ですが更年期を過ぎ、エストロゲンやドーパミンなどの
”恋や憧れホルモン”
の過剰分泌がめっきり減少…ほぼ無しの状態。
そのおかげで、冷静沈着な大人の視点で作品全40話を視聴した感想は、
「うわ面白!でも怖〜!こんなエグい話もあったんだ…」
という、ある意味衝撃を受けたような感想でした。
「ベルサイユのばら」って、どんな作品だった?
マリーアントワネットの輿入れから処刑まで
ざっと時系列をいえば、この数十年間の物語なんですが…
サクッと簡単に語れるようなあらすじではありません(;´∀`)
実は、改めてアニメを観てすごく感銘を受けたのは、
人物の感情表現力の素晴らしさでした。
40年以上昔のアニメーションなので、画像の粗さや背景のクオリティなどは現代より劣るものの、
キャラクターの心の移り変わりや心底の想いが、目線や目の輝き具合・顔の表情や影、向きなどで、実に見事に表現されているのです。
(ちょっと上から目線な言い方で申し訳ない)
もちろん、これは原作の力にもよるところでしょう。
ただアニメとなると、ひとコマづつゆっくり見れる漫画と違うので、つい流れていってしまうこともあります。
ですがこの作品は、ひとシーンごとにとても丁寧に心に訴えてくるものを感じました。
ただ…
話の内容がエグいものもある
革命に向かっていくフランスの歴史を背景に、多くの人間の愛や苦しみ・憎悪や狂気が、表現や言葉もリアルに深堀りされ映像化されています。
今の時代では制限が多くて、きっと地上波放送は無理だろうと思うくらいです。
特にたこちが気になった場面をいくつか挙げてみます。
マリーアントワネットを取り巻く人達
国王ルイ15世の愛人であるデュ・バリー夫人を
「娼婦など決して認めない!」
と、頑として受け入れなかったために母国との国際問題までに発展させてしまったマリーアントワネット。
彼女を煽り続け、どんどん孤立させるる取り巻きの女性たちの表情の、なんとクソ意地悪いことか…。
クソ意地悪さの表現がリアル!
現代でもこんな感じの”イヤな女たち”って、そこら中にいるよね〜って思った。
シャルロット
ポリニャック伯爵夫人の娘シャルロット11歳と、ド・ギーシュ公爵43歳との結婚の話では、
シャルロットがド・ギーシュ公爵からキスされた手の甲を、狂ったように噴水の水で洗い続ける場面には鬼気迫るものがあります。
私も「気持ち悪!」って、シャルロットに同情しちゃった💦
噴水の水で自分の手を洗い続けるシャルロットの目はもう、どこにも焦点が合っていません。
11歳の少女が、こんな表情になるまで精神的に追い込まれているのかと思うと、時代とはいえ怖いし悲しい…(T_T)
貴婦人たちが舞踏会で
「公爵はそういった趣味をお持ちだそうで、おほほ♡」
と軽く公爵を非難するような噂話をしながらも、ちょっと面白がっているのもゾッとします。
それに、何と言っても公爵が会食のシーン、でシャルロットを舐めるように見ながら高笑いする…
マジでキモ〜ッ!
どんどん追い込まれていったシャルロットは、ついに発狂してしまい塔の上から身を投げ、自死を選んでしまいます。
こんな衝撃的な内容のアニメ、今じゃとてもじゃないけれど地上波放送無理!
でもこれ、昔は19時台に放送されてんですよ〜
オスカルいろいろ
・首飾り事件の裁判で、ジャンヌにレズビアン呼ばわりされ
「ぶった斬ってやる!」
と激しい攻撃性を見せるオスカル。
顔が歪むほど激しく怒り狂っているのに、それがまた美しくて目が話せませんw
・王妃を愛するフェルゼンを愛してしまったオスカル(ヤバい三角関係)。
たった1度だけ白いドレスをまとい舞踏会でフェルゼンと踊り、
「これっきり」だと、気持ちにけじめをつけるシーン。
オスカルの女性としての内面を描いているシーンですが、
別人か?と思うほど女性らしいのに、恋心の激しさも溢れ出ていて…うっとりしちゃうんです♡
・アンドレを心から愛していたことに気付き、出動前夜に結ばれるも…
バスティーユが陥落し、民衆の勝利の歓声が響くなかで、オスカルは静かに息絶えてしまいます。
このシーンで、私はオスカルに『大人の女性の愛』を感じたんですねー。
フェルゼンに恋をしていた時とは、全く表情が違うんですよね。
とまあ、ほんのざっくりの紹介ですが、こんなにもあちこち入り組んだ人間関係や心の動きを、革命という歴史に乗せて、よくもたった40話にまとめたもんだわ…と心から関心する限りです。
地上波での再放送はある?
話の中には、ところどころで今は放送禁止となっている言葉や、エグい表現が使われています
(さすが昭和のアニメ)
昭和の時代は、アニメのみならず表現方法に対して規制が少なく自由な部分がありましたが、令和の現代では敬遠されているものが多くありますね(^_^;)
これはたこちの個人的な意見ですが、
タブーな表現が使われているシーンをカットしたり、セリフを差し替えたりすれば、もしかしたら地上波での再放送もあるのかもしれません。
だけど、そこまでして無理に地上波放送を望むより
制作当時のままの作品をhulu で視聴するほうが、満足度は高いでしょうね。
「ベルサイユのばら」地上波初放送はいつだった?
たこちは1964年生まれなので、ちょうど12歳の頃「ベルサイユのばら」というコミックに沼っていました。(1976年頃ですね)
もちろん、たこちだけでなくクラスの女子ほとんどが話題にしていたと記憶しています。
単行本が発売され、お正月のお年玉でコミック全巻を揃えた友人が
「みんなで読もう!」と貸出してくれたこともあり、毎日夢中になってオスカル様の素晴らしさを語り合い、教科書の隅にこっそりドレスや馬車の絵なんかを書いておりました。
オスカル様がアニメーションとなり、地上波放送が開始されたのは1979年10月から約1年間、日本テレビ系列局でした。
週に一度の放送…録画なんてできる時代ではございません。
放送10分前にはテレビの前に正座して、放送開始をお待ちしておりました。
うっかり見逃したらもう大変!
翌日、学校での「ベルばら」の話題に入れません。
友人関係にも亀裂が入りかねない状況でした(大袈裟w)
見逃し配信やTverが、当たり前にある現代に感謝ですね〜。
まとめ
今回は、アニメ「ベルサイユのばら」の動画配信を久しぶりに観た感想をお伝えしました。
40年以上昔のアニメーションなので、画像の粗さや背景のクオリティなどは現代より劣るものの、
キャラクターの心の移り変わりや心底の想いが、目線や目の輝き具合・顔の表情や影、向きなどで、実に見事に表現しています。
とくに感銘を受けたのは人物の感情表現力の素晴らしさでした。
もちろん、これは原作の力にもよるところでしょう。
アニメだけでなく、昭和の頃の映像作品には表現の規制が少なく自由な部分がありましたが、令和の現代では敬遠されているものが多くあります。
アニメ「ベルサイユのばら」も、放送回によってところどころで
今は放送禁止となっている言葉やエグい表現が使われていて
「うわ、面白!でも怖!こんなエグい話もあったんだ…」
と、びっくりした場面が多々ありました。
これは、たこちの個人的な意見ですが…
タブーな表現が使われているシーンをカットしたり、セリフを差し替えたりすれば、もしかしたら地上波での再放送もあるのかもしれません。
でもそこまでして無理に地上波放送を望むより、
制作当時のままの作品、全40話をhulu で視聴することをお勧めします^^
久しぶりにじっくり鑑賞した「ベルサイユのばら」は、やっぱりとっても素晴らしい作品でした🌹
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※この情報は2025/5月のものです。最新の情報についてはhuluにてご確認ください。