こんにちは、たこちです。
北海道の夏も、ここ数年は様子が違います。
30度を超える日が続き、窓を開けても風はぬるく、
少し息苦しさを感じるほどです。
そんな中の3連休、ふと「実家に帰ろう」と思いました。
母は86歳。
今もひとりで暮らしています。
旅行や日帰り温泉に誘っても、「もう無理だよ、体力ないから」と首を振る母。
それでも、会いたい。元気な顔が見たい。
そう思って、息子たちを誘ってみました。
家族3人での帰省は、10年ぶり
息子たちも、もう32歳と28歳。
それぞれの暮らしがあって、なかなか揃う機会もないけれど、
ふたりとも「行こう!」と、快く賛成してくれました。
気づけば、家族3人で実家に泊まるなんて10年ぶり。
母の家の庭で、バーベキューをすることになったのですが、そのきっかけは次男のひとこと。
「小学生のときみたいに、やろうよ!みんなで焼いてさ。」
バーベキューの準備も、役割分担で
実家のBBQコンロはもう使いものにならなかったので、
次男が新しいセットを買ってくれました。
母と長男は食材と炭を、私は飲み物係。
「そういえば…息子たちとお酒を飲むの、はじめてかもしれない」
そんなことを思いながら、火を囲みました。
きっと一生忘れない、次男の一言
お肉を焼いて、お腹いっぱいになって、
笑って、飲んで、
なんとなく夜の空気が静かになったころ。
次男が、ぽつんと言いました。
「そういえば、母さんってさ、昔、図書館で働いてたよね?1年間のバイトだっけ。時給、安かったんでしょ?」
「うん、臨時職員ねw。あのときは、時給じゃなく月給制で13万円くらいもらってたよ」
「えっ?、それだけ?……よくやってたね。俺ら育てるの、大変だったでしょ?
……ありがとうね。」
😭😭😭😭ヤバい!
ほろ酔い気分で緩んでいた涙腺が崩壊寸前💦
泣いたら空気が悪くなるかも…と必死に堪えて
「そうね〜、大変だったかもしれないけど、もう覚えてない!」
って、笑い飛ばしました。
でも一瞬だけ、本当は毎日が辛かったあの時に、心がタイムスリップしたように感じました。
あの頃の私が、報われた
図書館の仕事は、朝から夕方まで。
帰ってきたら家事をして、子どもたちの話を聞いて、
お金の計算をして、心配して、また頑張って。
苦しくないわけじゃなかったけど、
そんなことを感じる暇もなかった。
「とにかくやらなきゃ」って、それだけで生きてた。
あの頃の私に、今日のこの言葉を届けてあげたい。
「ちゃんと届くよ。
あなたの頑張りは、いつか言葉になるから。
ちゃんと、ありがとうって返ってくるから。」
企画したのは“母孝行”だったのに
母に元気を出してほしくて企画した、家族のバーベキュー。
でも、いちばん元気をもらったのは、私の方でした。
子どもたちは大人になって、
ちゃんと見ていてくれたんだなって。
ちゃんと覚えていてくれたんだなって。
報われる瞬間って、こういうことを言うのかもしれません。
あとがき
あの時、夢中で働いていた頃の私は、
まさか20年後に子どもに「ありがとう」って言われるなんて、思いもしなかった。
でも、人生ってそういう奇跡があるから、
今日を生きる意味になるのかもしれません。
🌱子育てを頑張っている人へ…。
今は「報われない💦」と思っていても、
子どもたちは、ちゃんと見ていてくれます。
自分を信じて、今日を大切にしてくださいね。
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蓋を外して次から次へと、肉や海鮮を焼きまくりました!
丸くて可愛いコンロ、4人でちょうどよいサイズでした^^