こんにちは!たこちです。
この記事には「パリタクシー」のネタバレが含まれます。
※ ※ ※ ※
2025年11月に公開される予定の映画「東京タクシー」。
木村拓哉さんと倍賞千恵子さんの共演です。
実はこの「東京タクシー」は、
2023年に公開された「パリタクシー」 をもとに、舞台をパリから東京に移し、
山田監督と朝原雄三監督が、脚本を手掛けました。
なんだかもう、これだけで「絶対に面白い!」と期待しちゃいますねw
「東京タクシー」を観る前に、
原作となった「パリタクシー」をぜひ観たい!と思った方も多いはず^^
もちろん私もその一人で、さっそくhulu で鑑賞いたしました。
というわけで、今回はパリタクシーのあらすじや、観た感想に加え、
恐れ多くも”私なら、国内キャスティングはこうする!”
なんてことを述べさせていただきたいと思います。
パリタクシーのあらすじ(ネタバレ注意)
パリのタクシー運転手、シャルルは
お金なし、休み無し、免停寸前。
おまけに大切な家族と過ごす時間が全然なくて、もはや人生最大の危機にあります。
そんな彼が、配車係の提案で
92歳のマドレーヌというマダムを、パリの反対側まで送るという仕事をゲット。
しかも、お迎え前から料金を発生させてOK!という太っ腹加減w
これから終活に向かうというマダムでしたが、
途中で突然
「ねえ、寄り道してくれない?」
と、シャルルに頼みます。
とまあ、ここからが映画の見どころが始まるんですが…
マダムが、ただ終活に向かっているのかと思いきや、
タクシーの中で語られはじめた、昔の身の上話はかなりヤバい…。
若いころに激しい恋をして、その彼の子どもを身籠るものの、恋人は故郷に帰ってしまったこと。
(ナンテコッタ!)
その後、優しそうにみえた別の男性と結婚するも、ソイツがとんでもない男だったり。
(あるある!)
そんな夫へ、ある日マドレーヌは復習するんですが、逆にマダムが罪に問われて25年もクラっちゃったり…😭
(リベンジの詳細は控えますが、鑑賞中、あまりの出来事にのけぞって悲鳴を上げてしまいました)
マダムの寄り道は、人生の思い出が宿るパリの街に、別れを告げるため。
タクシーが停車するたびに、さまざまな場面が語られ
最初は無愛想だった運転手のシャルルも
「え〜?何、どういうこと? それからどうなったの……?」
と、どんどんマダムの昔ばなしに引き込まれていきます。
映像美と女性蔑視と…。
物語のほとんどは、タクシーの中でのマダムとシャルルのやり取りと、マダムの回想シーンです。
単調な映画か?と思うなかれ
タクシーの窓から見えるパリの町並みや、季節感がなんとも素敵で観光気分満載♡
エッフェル塔、シャンゼリゼ通り、ノートルダム寺院、凱旋門、パルマンティエ大通り、洒落たビストロなどなど…がキッチリ収められています。
この作品の配給元は「松竹」ですが、松竹がこの作品を購入した理由は
風景の素晴らしさに見惚れたから
だったそうです。
また、マダムの回想シーンは1950年代の設定ですが
この時代って、フランスでも女性に対する扱いが酷かったのですね。
裁判で、マダムが夫からの、ひどい暴力を訴えても
「あ、そう」
って感じにで聞き流されちゃったりして…。
裁判官がですよ?
私ったら「おい💢」って、叫びそうになっちゃいましたw
フランスって、昔から愛とか自由・平等などに寛容な国柄だと思っていたのですが、昔はやはり女性蔑視の風潮が多かったようです。
笑って、しんみりして、悲鳴上げて、怒って💢…最後は泣いちゃう
パリタクシーの上映時間は91分。
もともと短めの作品ですが、ほんとうに
あっという間に観終わっちゃいます。
この91分の間に、体の中に潜んでいた「喜怒哀楽」が全部でちゃう(笑)
私は、まだマダムの年齢になるまで、かなりの猶予があるけれど
それまでは
「どう生きたっていい」
「諦めちゃだめ」
そんなふうに、いろんなことを考えさせられる作品でした。
最後は…え???マジで??
そして、シャルルとその家族の幸せを願う涙がドドド…って溢れました。
久々の感動 ( ;∀;)
2025年公開の「東京タクシー」私の勝手なキャステイング
パリタクシーの舞台を、日本に置き換えた「東京タクシー」
何度もいいますが、木村拓哉さんと倍賞千恵子さんの共演。
ぶっちゃけ、タクシー運転手が”木村拓哉さん”なのは、美しすぎるんです。
シャルルはもっと泥臭く、パリの街中を這いずり回るように客を探し、お金を稼いでいたはず。
お金ないうえ、休みもない。
家族と過ごす時間すらとれないくらい、働きまくっているんだから
そりゃ『疲労感・悲壮感』も溢れんばかりなはず。
なのに拓哉様は、相変わらず美しい…
こんなド素人の、オバちゃんが言いたい放題言わせていただきますが
(スミマセン)
東京タクシーの運転手には”徹夜明けのキム兄”を推薦させていただきたいです。
二三日、寝てないキム兄w
家族に愛想をつかされる寸前で、ヤバいキム兄。
うん、ピッタリw
で、
マダムなんですが
倍賞千恵子さんは、ちょっと若い…なぁ。
マドレーヌのような、激しい過去を持っていながらも全てを包み込むような、
でも達観したような…。
優しいけど激しくて
遠くを見ているようだけど、隣のシャルルのこともちゃんと見てて…
まだまだ強く生きていきそうなのに、儚いところもあって…
ってことで、勝手なキャステイングですが
マドレーヌには草笛光子さんを推薦させていただきたいです。
徹夜明けのキム兄と、草笛光子さん
掛け合い、激しそう〜(笑)
これはこれで、面白そうだなって妄想しちゃいました。
まとめ:東京タクシーの公開を楽しみにしています
パリタクシーのあらすじとその脚本に沿って、勝手にキャステイングを言いたい放題に言ってしまいました。
とはいえ、東京タクシーとしての脚本は
山田監督と朝原雄三監督が書いているわけですから、それはまた違った意味で面白いはずです。
同じ原作を、場面が東京に移るとどう変わるのか?
マダムの過去は、はたしてどんな過去として語られるのか?
東京タクシーが公開される前に、パリタクシーを観て
その違いを楽しむのもいいですね^^
※追記
ラストシーンで、マダムが部屋の電気を消してからエンドロールまで…がまた泣けるの。
最後まで観てね( ;∀;)
huluは、月額たったの1,026円で、見放題。
月額料金がお手頃なのに、常に高画質!
hulu でしか見れない作品も多いので、オススメです^^
※この情報は2025/8月のものです。最新の情報についてはhuluにてご確認ください。