いとこの家族葬に参列して考えた、私の“お別れのかたち”

家族の話

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突然の別れ、そして小さな家族葬

先日、いとこが急に亡くなりました。

少し体調を崩したので、念の為に入院していたらしいのですが、3日ほどで回復し

「明日は退院ですね」と医師から退院の許可を頂いたその夜に、急変し亡くなってしまいました。

彼女の家族はもちろん、私たち親族も訃報を聞いたときは全く信じられず、しばらくは呆然とし実感が湧きませんでした。

そんな中でも、慌ただしく彼女を見送る準備をしなくてはなりません。

通夜と告別式は、いわゆる「家族葬」で執り行われました。

小さな祭壇と真っ白い花たちに囲まれた小ぢんまりとした式でしたが、とてもあたたかく心のこもったお別れの時間となりました。

家族葬に参列して感じた“よかったこと”

最近は家族葬が増えてきていると聞いていましたが、私が「小さなお葬式」に実際に参列するのはこれが初めてでした。

とても日当たりの良いコンパクトな式場で、とっても静か。

葬祭場というよりは、日当たりの良い自宅のリビングのようです。

どこの家庭のもあるようなサイズのテレビ画面に、彼女とご家族の思い出の写真やビデオが流れていて、幸せな人生を過ごしていたことが伺えます。

形式ばった進行もなく、家族と本当に親しい親族だけが集まり、故人を想いながらゆったりと過ごせた時間となりました。

喪主や故人のご家族といえば、慌ただしく参列者に対応し、あっという間に時間が過ぎてしまうイメージでしたが、そういったこともありません。

しっかり、そしてゆっくりと、彼女を偲ぶ時間を親族みんなで持てたことが大変ありがたかったです。

「自分の葬儀はどうしたいか」を考えさせられた

今回の経験で、「私のときはどうなるんだろう?」と、ふと思いました。

子どもたちや家族に迷惑をかけたくない気持ちはありますが、何も準備していないまま突然その日が来てしまうこともあるのです。

そしたら私の息子たちは、どうなってしまうのかな……と少し不安になりました。

でも、逆に元気なうちに

“私がどんなお別れの仕方を望んでいるのか”

を、きちんと考え伝えておけば、息子たちも迷ったり困ったりせずに安心できるのでは?と感じたのです。

葬儀社選びは、大切なのに思った以上に大変💦

いとこの家族は、葬儀社選びにかなり苦労したそうです。

病院で亡くなった場合、葬儀社を紹介してもらえることもあるようですが、なにせいとこは急逝です。

ご主人も息子さんも彼女が亡くなることなど全く予期していなかったため、大変動揺したそうです。

ひと通り料金やサービス内容を説明されても、頭に入って来なかったと。

妻を、母を見送るための準備が

「何を基準に選べば良いのか?」

「故人が望んでいたのはどんなことだったのか?」

「何が正解か、全然わからなかった」と聞きました。

最終的には、葬儀一括見積もりサービスを使って、残された家族の希望に合った葬儀社に決めたそうです。

「急なことで、選ぶ基準もわからなかったけれど、比較してみることができたのは良かったよね」

と、ご主人が話していたのが印象的でした。

私も調べてみました:家族葬の一括見積もりサービス

私自身、還暦過ぎのひとり暮らしです。

いつ何があるかわかりません。

自分の葬儀にいくらかかるのか?どんなプランがあるのか?なんて今まで全く考えた事がありません。

でも、いとこの素敵な家族葬に参列してみて

「真っ白い花に囲まれるのっていいな」

「彼女のように、息子たちや親しい家族と、ちゃんとお別れしたいな」

「私の棺には、大好きなビールを入れてほしいな」

などと、自分の葬儀を具体的にイメージしていました。

こんなことを考えるのも、大好きだったいとこがくれた大事な時間です。

 

帰宅後、いろいろと気になることがたくさんあったので調べてみました。

そうすると、無料で複数の葬儀社の見積もりが取れるサービスがあり、匿名で相談できるものもあるんですね。

自分の住んでいる地域から選び、一括で見積もってくれるのです。

細かく自分の希望を相談することもできるようです。

自分の死んだあとのことですが、全く無知でいるより

「私になにかあったときは、こんなふうに調べてあるから宜しくね」

と息子たちに一声掛けておくこともできます。

 

若いときって明日が来ることが当たり前だったのでが、還暦過ぎて身近な人が亡くなると、ちょっぴりですが自分の将来に「死」があることをリアルに感じるんですね…。

真面目に自分の将来を考えた時、こういうサービスがあるということは心強いなと感じました。

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自分らしい未来(終活)に向けて

葬儀のことを考えるのは、正直ちょっと気が重いです。

ましてや自分の葬儀なんて…。

まだまだやりたいこといっぱいあるんだしw

でも、いとこの家族葬を経験して思ったのは、

「人の命の儚さ」

「いま、は永遠ではない」

「大切な人の最期をきちんと見送るということの重み」

そして「残された人が安心できる準備の大切さ」でした。

 

私はこれから、エンディングノートを用意してみようと思っています。

(まずは100均でw)

葬儀のことだけじゃなく、お金のことや保険のことや自分の思いなど、しっかり整理して息子たちに託さなくてはいけません。

そうしながら元気なうちに少しずつ、自分らしい

“私のための、お別れのかたち”

を考えておきたいと思います。

 

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