こんにちは、たこちです。
実はここ最近、ずっと検討中の問題があります。
しかも、なるべく早く結論を出さなくてはいけない。
それは――
車の乗り換えについて。
私の愛車は、13年前に新車で購入した軽自動車。
こんなに長く乗り続けたのは、この車が初めてでした。
子どもたちの学校や部活の送迎。
実家への帰省。
長男が就職したときには、狭いバックシートに荷物を山積みにして、何度も運んだっけ。
今では通勤がメインとなり、走行距離は14万キロを超えています。
一般的に、軽自動車の寿命は
10万〜15万キロ前後と言われています。
とはいえ、メンテナンス状況や乗り方によって大きく変わるのが実際のところ。
私の乗り方や道路状況は、かなりハードなんじゃないかな?と思ってます。
自宅と職場はけっこう離れていて、
日々の通勤往復は約40km。
北海道の真ん中あたり、わりと豪雪地帯に住んでいるため、
冬の移動はなかなか過酷です。
ツルツル路面、ガタガタ路面はエブリデイ。
ホワイトアウトなんて大した問題じゃないし、吹きだまりも何のその。
冬は、そんな道路をほぼ毎日往復してる…
こんなハードワークでも、今まで大きな不調はなかったのに――
半年くらい前から故障が多発し、ついに3回も整備工場に“入院”。
部品交換や修理で何とかこの冬は乗り切りましたが、
やっぱり寿命は近そうです。
そんなわけで、次の車をどうしようか…。
新車・中古車ひっくるめて、あちこちの販売店を回り、
話を聞いて見積もりも出してもらっています。
でも――
なんだか、全然楽しくない。
ちっともワクワクしない。
車を買うって、ものすごく大きな出費。
この先数年間、私の日常に深く関わる大事な買い物です。
だからこそ、納得して「これがいい」と思える車を選びたい。
…なのに。
セールスマンにおすすめ車種を紹介されても、
「値引き頑張りますよ!」と前のめりで提案されても、
心が、まったく動かない。
この数カ月、何カ所も販売店を訪れましたが、
なぜか最後はいつも同じ気持ちになるんです。
もちろん、今の車への思い入れもあるし、
大きな出費への慎重さもある。
自分の心がブレーキをかけているんだろうな…
そう思っていました。
でも先日、たまたま立ち寄った中古車販売店で、
ある“おじさん”との会話で気づいたことがありました。
(私より若いかもだけど 笑)
おじさんは、私の車の内装と14万キロの走行距離を見て、こう聞いてきたんです。
「随分ドライブしたのかい?」
私は答えました。
「いや〜、毎日40キロ、ほぼ通勤なんですけどね」
するとおじさん。
「毎日、片道4、50分くらいかい?
冬ならゆるくないね〜。
…まあ、それだけじゃないんだろうけど。
したっけ、次の車もコレと同じくらい頑張れるやつでないとね」
――たったこれだけ。
でもこの一言で、私はハッとしました。
おじさんは、
私と、私の愛車の13年間に、ほんの一瞬寄り添ってくれたんです。
この数カ月で出会ったセールス担当者たちには、
無かった視点でした。
みんな、車を詳しく調べて査定して、値踏みする。
中には、
「この車、下取りは1円にもなりません」
そう言った人もいました。
でも私は、
そんなことを聞きたかったわけじゃない。
長く乗った愛車には、
通勤だけじゃない、たくさんの思い出が詰まっています。
それを誰かに分かってほしい、なんて
普段は思っていなかったはずなのに――
どこの販売店でも、ただの「車」「モノ」として扱われることに、
どこか寂しさを感じていたんですね。
だから、どんなに素敵な車を提案されても、
心が動かなかったんだ。
おじさんの一言は、
自分でも気づいていなかった気持ちを、そっと教えてくれました。
そういえば昔、
私が保険セールスをしていた頃…
大好きだった上司に、こんなことを言われたのを思い出しました。
「最初から保険を売ろうとしなくていい。
まず、お客様に興味を持って話を聞きなさい」
――ああ、そういうことか。
おじさんは、
ほんの少しだけ、私と私の車の関わりに興味を持ってくれたんです。
たった一言二言の会話なのに、
人の気持ちって、こんなにも動くんだなあ。
そのあと、おじさんとの会話は弾んだものの、
「これ!」という車は見つかりませんでした。
でも帰り道、ふと――
「あのおじさんに、もっといろいろ相談したら、
きっとお気に入りに出会えるかも?」
そんな小さなワクワクが、胸の中に生まれていました。
私も今、接客業をしています。
おじさん、見習わなきゃだな。
…と、しっかり自己反省もした出来事でした(笑)
